プレスリリース
Basler AGがSilicon Software GmbHを買収
このほど、世界的な産業用カメラメーカーであるBaslerは、Silicon Software社の全株式を取得しました。Silicon Software社のKlaus-Henning
Noffz CEOとRalf Lay CEOは、今後両社の業務に携わる予定です。
今回の買収により、Baslerのコンピュータービジョン製品がさらに拡充され、簡単に導入可能なビジョンシステムや画像処理システムをトータルにご提供できるようになります。高いデータ転送速度を誇る次世代イメージセンサーが登場し、高性能で使いやすい画像入力ボードが求められるなか、BaslerのカメラとSilicon Software社の高機能な画像入力ボードを組み合わせれば、画像データの前処理や分析をホスト側で行い、コスト削減につなげるなど、さまざまなソリューションがワンストップで受けられることが期待されます。また、Silicon Software社は、開発期間と製品化サイクルの短縮が可能な画像処理開発環境ソフトウェアVisualAppletsも提供しています。
「Silicon Software社の製品と当社の製品を組み合わせれば、現在計画しているコンピュータービジョン市場のハイエンド領域開拓戦略にも大きく貢献することになるでしょう」とBaslerのDietmar Ley CEOは話します。
一方、Silicon Software社のKlaus-Henning Noffz CEOとRalf Lay CEOは、「今回の戦略的提携は、両社のニーズに非常に合っています。Basler社とSilicon Softwareという二大ブランドが協力することで、画像の撮影から分析に至るまでの各分野において高機能な製品を全世界にお届けするとともに、エンベデッドシステムやインダストリー4.0の推進にも貢献できればと思います」とコメントしています。
日本市場においては、現在Silicon Software社の日本国内における総代理店契約を担う株式会社リンクス(所在地:横浜市青葉区、代表取締役:村上 慶)が、今後も同社製品の販売を継続します。
Silicon Software社について
1997年創業。ドイツ・マンハイムに本社を有し、産業用カメラ向けの画像入力ボードと画像処理開発環境ソフトウェアを提供。50名以上の従業員とともに、一般的な製品の販売のほか、ファクトリーオートメーション、医療用途向けのカスタム製品のOEMも行っています。2017年の総売上高は約860万ユーロ。